名前がバラバラになってどんな利益があるのか?

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

Debianの開発者たちに対し、Mozilla CorporationのMike Connerが「Firefoxという名前を使いたければ我々のポリシーに従え」と要求した。Debianの開発者たちが独自に適用したパッチはMozilla Corporationのレビューを受ける必要があり、その手続きなしにFirefoxという名前を使ってはいけないという。(takenさんのブログに簡単なまとめがある。)

Debian側は名前を変えることを検討しているようだ。UbuntuやFedoraでもFirefoxという名前は使われなくなるかもしれない。

愚かなやり方だ。せっかくFirefoxという名前が浸透してきたのに「その名前は使うな」とは! Debianでは"Debian browser"、Ubuntuでは"Ubuntu browser"、Fedoraでは"Fedora browser"という名前が使われるとしたら、"Firefox"はLinuxユーザーには関係ない言葉になってしまう。言い換えると、"Firefox"は表面的にはLinuxユーザーをまるごと失うことになる。そんなことをしてどんな利益があるのか?

Mozilla Japanの中野さんは「DebianのようなLinuxのディストロコミュニティが他社のトレードマークにそんなにこだわるんでしょう。嫌ならFirefoxとしてではなく、名もないブラウザとしてビルド、バンドルすれば良いんですよ」と言い捨てている。立場上やむをえないとは言え、冷静さを失っているとしか思えない。こだわっているのは明らかにMozilla Corporationであり、Firefoxという名前が使われなくなって不利益を被るのもMozilla Corporationのほうなのだ。Debianが独自にパッチを適用しているのがTrademark policyに反するというなら、Mozilla側がDebian発のパッチをどんどんレビューしてソースツリーに取り込んでいけばいいだけではないか。