中森明菜『DESTINATION』

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2003年の『I hope so』以来、3年ぶりの明菜さんのアルバム。

  1. 紅夜-beniyo-
  2. 嘘つき
  3. Seashore
  4. 眠れる森の蝶
  5. 鼓動
  6. GAME (Album Version)
  7. 夜の華
  8. 花よ踊れ (Album Version)
  9. LOVE GATE
  10. 落花流水 (Album Version)
  11. Only you
  12. Grace Rain

「LOVE GATE」はイントロなしでいきなりサビから始まり、インパクト十分。

愛し合って 「LOVE GATE」 近付いては離れてく midnight
求めあって 「LOVE GATE」 切ないほど引かれてく midnight

低い声で明菜ビブラートをストレートに使っていて、「DESIRE」の続編みたいな雰囲気がある。まだこのセンでいけるんじゃないですか、明菜さん! いろんなタイプの曲を歌いこなせるとはいえ、明菜さんが一番得意なのはやっぱりこのタイプだと思う。アルバムに埋もれさせるのは惜しい。というか、これは「落花流水」とシングルの座を争った曲なんじゃないだろうか? もう100回近くリピート。

「Grace Rain」はサックスを使った大人の曲。

Rainy Rainy 雨は言った… プラスとマイナス=ゼロじゃない
涙の分だけ 強くなれる

雨の日、つらい経験から立ち直ろうとする歌詞。しかし明菜さんが歌うと立ち直り不可能な雰囲気になってしまう(笑)。もう少し明るく歌えばいいのに。でもこれはこれで悪くない。

「嘘つき」は『BITTER AND SWEET』に収録されている「予感」の系列に入る曲か。

君はとても強い心
持っているひとだねと
あなたが言った日から
私、嘘つきになったのよ

「強い心」を褒められたせいで弱い自分を出せなくなった、という歌詞の出来はこのアルバムで一番。明菜さんは「LOVE GATE」とは逆に細い、しかし安定した声で歌っている。「Grace Rain」のように無駄に暗くもなっていない。

ひどい曲もある。第一は「花よ踊れ」。もともと安っぽい曲なのに、ヤー!ヤー!ヤー!という男性の声がイントロに入ったためにますます安っぽくなり、下品な「GAME」と同レベルになってしまっている。笑いを取ろうとしているとしか思えない。「Only you」も隕石が落ちてきたようなイントロで、まるで怪獣映画のオープニング曲だ。

打ち込みの電子的な音が多いのも好みに合わない。無表情な感じがしてしまう。アルバムの最後に「Grace Rain」のサックスが出てくるとホッとする。私の感性が古いのだろうか。

6/24から始まったツアーはこのアルバムの曲が中心になる。私は7/30のパシフィコ横浜のチケットを買った。昨年のライブのDVDで一番よかった「赤い花」も歌われるようだ。幸いにして「GAME」はなさそう。