中森明菜「落花流水」

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12/7に出た明菜さんの新曲。来月放映予定のテレビ東京系新春ワイド時代劇『天下騒乱 徳川三代の陰謀』の主題歌だそうだ。

カップリングは「DESIRE」の2005年バージョン。今さら聴く気はしないので、このCDは一曲で1,260円ということなる。音楽は一曲数百円でダウンロードできる時代なのに、とブツブツ言いながら買った。

孔雀みたいな満天の星
あなたの瞳に映る私
息が触れると心を刺す棘が
ひとつずつ消えてく

あなたとの恋のおかげで辛い過去を忘れられそうだ、という歌詞。しかし明菜さんはいつにも増して低音で歌っている。恋愛初期の幸福感とか、癒しとかは全く感じられない。明菜さんの声からくるイメージは大事な人を失ったときの喪失感だ。この曲はこんなふうに歌うのが本当に正解なのだろうか。

曲は全体として無難にまとまっている。もっとハッキリ言えば、ありきたりで、どこかで聴いたような感じ。実は80年代に作られた、と言われたらすんなり納得してしまうだろう。といっても80年代のシングルのような強いインパクトはないのだが。

しかし、時代劇のバックには意外とハマりそうな雰囲気もある。私はもう100回以上繰り返し聴いているが、飽きがこない。ファンに復帰してから聴いた90年代以降の曲の中ではかなり上位に入ると思う。歌詞に合っているかどうかはともかく、明菜さんの低い声はやっぱり魅力的だ。

モノクロっぽいジャケットの写真は最高の出来。