この自由な世界で

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シングルマザーのアンジーは、勤め先の職業紹介所をクビになり、友人のローズとともに自分たちの職業紹介所を開く。外国人労働者に日雇いの仕事を斡旋する仕事だ。何十人もの労働者たちを毎日さばくのはキツく、小学生の息子は両親に預けたまま。最初は労働許可を持つ外国人だけを扱っていたが、持っていない外国人を働かせたほうが儲かることを知り、ローズの反対を押し切ってそちらに踏み込んでいく。危ない橋を渡るアンジーを両親は心配し、もっと堅実に生きることを願う。しかし現代は両親の時代とは違い、安定した雇用は高嶺の花だ。彼女は両親の批判に耳を閉ざす。

底辺の労働者がさらに下層の労働者を搾取して這い上がろうとする。この作品が描いているのはそんな醜い世界だ。アンジーは善人とは言えないが、とびきりの悪人というわけでもない。労働許可を持っていないイラン人が来たとき、彼女は最初は追い返す。しかし何度か追い返した後で彼にも仕事を斡旋することを決意する。彼の家族の厳しい状況を知ったからだ。不法だから悪い、と単純に言えない現実がそこにある。

公式サイト:http://www.kono-jiyu.com/
評価:★★★★
トラックバック先:ラムの大通り ----- PING: TITLE: 『この自由な世界で』 URL: http://blog.goo.ne.jp/du-rhum/e/785e197d1fe3cad1eaac020789decfc2 BLOG NAME: ラムの大通り DATE: 09/05/2008 04:55:40 (原題:It's a Free World) ----これ、ケン・ローチの映画だよね。 以前、誰だったか ケン・ローチのこと「イギリスの山田洋次」と 言っている人、いなかった? 「う〜ん。 確かに、彼の作品は労働者階級に スポット当てていることが多いからね」 ----これもそうニャの... ----- PING: TITLE: ケン・ローチ監督の「この自由な世界で」を観た! URL: http://ameblo.jp/tonton3/entry-10138447962.html BLOG NAME: とんとん・にっき DATE: 09/15/2008 11:25:36 ロンドンで、一人息子ジェイミーを両親に預けて働く33歳のシングル・マザー、アンジー(キルストン・ウェアリング)。彼女の仕事は外国人労働者を集め、企業に紹介すること。ポーランドで移民希望者を次々に面接しているところから始まります。その夜、彼女がバーで飲んで -----